
(10月7日記事)
ストロークスがニューシングル、
"Juicebox"をひっさげて帰って来ました。

来年1月にリリースが予定されている、
3rd 「First Impressions Of Earth」
からの最初のシングルカットがこの曲だそうで、
12/5にリリースが予定されていますが、
アメリカのi-Tunes Music Storeでは早くも購入できます!
(日本のiTMSにはストロークス自体存在しません)
現在はオフィシャル
http://www.thestrokes.com
で試聴できます。
9月末にネットでこの曲が流出したそうで、
オフィシャルでも視聴できるようにしたそうです。
サウンドは、
今までのけだるいサウンドから大きく路線変更しています。
そもそもジュリアンが
LAST NIGHT !!
とシャウトした瞬間に
現在のロックミュージックシーンが産声をあげたわけですが、
彼らの1stでのオリジナルな魅力は、
「だるい空気、アンダーグランドなNYっぽさ」
「壊れたラジオから聞こえてくるような古きよきロック」
でありながらそれと矛盾せずに同時に、
「新しい未来的なサウンド的革新性」
を有する点にあったように思うのです。
そして、そんな彼らを超えるバンド、
アートワーク、やサウンドはもちろん、
その他の要素も含めて大きな存在感があるバンドって
なかなかないと思います。
シーン自体が今となっては変貌してしまいましたが、
そもそもリバティーンズやヴァインズを聴いていた当時も
彼らの存在は絶対的でしたし、
フランツがとんでもなく素晴らしい2ndをリリースした今も、
けっしてロシア構成主義や20世紀初頭デザイン、
80sの音を持ってくるだけでは
ストロークスを超えられないと思います。
この曲では、
ジュリアンが今までになく本気でシャウトをしたり、
イントロの独特なベースのサウンドだったり、
"12:51"などで顕著な未来性が
さらに大きく前進している曲で、
3rdの方向性が垣間見えます。
反対に削ぎ落とした部分が吉と出るか、凶と出るか・・・。
最初聴いた時よりも、聴きこむと
はるかにその魅力がにじみ出てくるというストロークスらしさは健在です。
もう何十回も聴きましたが、斬新で素晴らしい。
先週のNMEにはストロークスの
独占復帰インタビューが掲載されていて、
ジュリアンはNMEに、
「このタイトルがクールだと思ったんだ。
当初は“Dracula's Lunch”ってタイトルだったんだけど、
最終的には“Juice Box”って響きが気に入ったんだよね」
とコメント。
相変わらずジャケットのアートワークも最高です。
フランツがヨーロッパ的なのに対しどこかアメリカ的。
私が一番魅力を感じる部分である
NYアンダーグラウンドの「匂い」を残して欲しい・・・
そんな願いがあります。
私は(そして、おそらくあなたも)ストロークスには
1st でも2ndでも大きく影響を受けているので
正直ドキドキものですよね! 早くアルバムが聴きたい!!
(以下12月12日追記)
遅ればせながら、
ストロークスの来日ライブ、
そしてついに発売となったシングルをレビューをしたいと思います。
まずはストロークスの11.18のライブから。
私は二階席の関係者席で観ていました。
彼らのライブは騒ぐより、じっくりと聴きこみたい、
と思ったからです。
彼らの曲は電車でも家でも自然にBGMになってくれるものであり、
生活の一部である以上、じっくりと聴き込みたかったのです。
ステージでは、
下から赤いライト、上からパープルの煙幕風の照明が照らし、
メンバーはシルエットが浮き出るような佇まい。
その完璧な配置といったらもう文句つけようがないです。
特有の暗さがNYアンダーグラウンドの感性を
見事に体現している―――――。
あの佇まいのかっこよさ、クールさには驚きました。
DUOというキャパ800人程度のハコで、暗い会場があまりにぴったりなのです。
ジュリアンはサングラス姿と酔っ払いっぷりが
ルー・リードのようでしたし、計算されつくしたカッコよさに
満ち溢れていました。
彼の才能をもう少しメディアは評価すべきでしょう。
ファーストもセカンドも完全にジュリアンの作品です。
彼の感性が体現化したものなのです。
サードでサウンドが変わったのは、他のメンバーの
趣味がサウンド面で大きく出たから、特にギターに関しては
そう言えると思います。
ストロークスは、
ライブを観てますます好きになりました。
リバティーンズが全く計算を感じさせない魅力で
すばらしいライブを新宿リキッドルームで2年半くらい前に
演ったのと好対照的でしたね。
CDについて。
アメコミ的というか、メタル的というか、
安っぽいこのアルバムジャケットのデザイン。

このデザイン、大好きなんです。
こうしたレトロ感、どこか懐かしい感覚を大切にしてほしいです。
新しいものは常に過去の歴史から学べる、
そんなことをヴィヴィアン・ウェストウッドも
六本木ヒルズの美術展で言っていたのを見ましたが、
歴史、伝統から学び、新しくリヴァイバルさせること・・・
現代のセンスに進化、発展させることでのみアートは進歩します。
アーティスティックなもので人の耳目を集め、
多くの人の心を捉えるものはほぼ全てリヴァイバルです。
どこかに親近感があること、アフィニティーがあること、
それが大切です。
(メンズファッションは特に伝統から逃れられない保守主義。
自分でアヴァンギャルドだと思っている人ほど
自分が保守的なことに気付いていない)
サウンドはへヴィですね。
二曲目の"Hawaii"はライブでも物凄く印象的だったので、
今聴いてもあの思い出が蘇ります。
Hawaii Ha Aw Wa I E!! Hawaii Ha Aw Wa I E!!
など言葉の使い方が面白いです。
ギターに今までのストロークスらしさはやはり余りありませんが、
ストロークス耳(ストロークス以降のロックが馴染んだ耳)には
たまらないメロディーラインだと思います。
あとJuiceboxのPVをまだ観ていない人は、
オフィシャルで早速チェックしてみてください!
2月には2ndシングルの"Razorblade"も出る予定ですが、
アルバムジャケットにも注目したいですね。
いすれにせよ1月1日。
合言葉は、
「新年明けましておめでとう、ストロークス買った!?」





